【語らう宵の喫茶室】器への思い

9/16(金)に開催しました「語らう宵の喫茶室」。お題は「器」でした。



インスタグラムにも開催レポートを投稿しましたが、ここでは私たち交点が選んだ器について

すこしお話したいと思います。優柔不断すぎて選びきれずに2組の器を持参しました。



まずは、写真右の2枚。


こちらは秋田市で作陶されている田村一(たむらはじめ)さんの器です。

田村さんは主にろくろでの制作されていますが、今回持参した器は

しのぎ(=器の表面を削って作る凹凸の文様)等で出た土を再利用し、

型取りして作っているシリーズ「on u(オン ユー)」の八角形のお皿です。


このお皿を選んだ理由は「我が家の食卓での使用率ナンバーワン」だから。

直径18センチくらいと主皿にしては少し小ぶりかもしれませんが、

平皿のように真っ平らではなく少しくぼんでいるので、多少の汁気があっても使うことができます。



チキンソテーに添えはレタスとトマト

ワラサ(ブリのひとまわりり小さい魚)のヅケをもりっと真ん中に すりごま振ってみたり

冷やし中華やそうめんなどのぶっかけ系の麺類に

ポテサラ・いぶりがっこ・キャロットラペ 晩酌のおつまみを3種盛りで

塩茹でした枝豆をたっぷり山盛りに



そうなんです。和洋中どんな料理にも合うんです。

これってなかなかないと思うんです。

見た目の美しさはもちろんのこと、実用性も兼ね備えている。

これからも愛用していきたいと思います。

(私たちの所有している田村さんの器は、比較的落ち着いた部類だと思います。攻めた造形の作品が多いので、気になる方はぜひネットで調べてみてくださいね。)







次は「日硬陶器」のスープ皿です。

作られた年代はわかりませんが、6〜7年くらい前に関西の古物市で購入しました。


お店のブースでこのお皿を見つけたとき、

すぐには買わず、心のチェックリストにメモしていました。

その後お店の前を2度ほど行ったり来たりし、

「3度目に通ったときにあったら買おう」と決心して行くと、

やはりあるんですよね、お皿。

衝動買いではなかったものの、ずーっとずーっと気になってしまった、というわけです。


購入した当初から貫入(かんにゅう 細かいヒビ)が入っていましたが、

使っていくうちにどんどん染み込んで佳い風合いに育ってきました。



スープ皿の後ろに押してあった印判が外国のような雰囲気だったのでてっきり西洋の古物と思っていました。



これはのちのち分かったことですが、

交点を開店する準備期間中、店内で使うカップとして

マスターは「NIKKO」の白いコーヒー碗を選びました。

(現在も店内で使用しています。)

スープ皿の印判が「日硬陶器」のもので、

それが「NIKKO」の前身だったということをこの時に知ったのです。


偶然ではありますが時代を超えて繋がった、そんな体験込みの思い出の器です。





ご参加の皆さんの器もどれも思い出が詰まっていて、

それを各々手に取りながら眺めながら囲みながらお話することができました。



いやぁ、佳い時間でしたね。